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ミムが自由気ままに更新するブログ

神の啓示。

私は学生時代からJAZZにハマり、自分もテナーサックスやっていたのですが、
JAZZの世界って本当に広くて奥深いと感じています。


私はスタンダードなジャズも大好きだけど、モダンジャズも大好きです。
独特な世界観を持って、アヴァンギャルドで保守的なジャズに反した奏者は、
ジョン・コルトレーンマイルス・デイヴィスビル・エヴァンス・・・
本当にたくさんいます(´ε`*)
モード期のJ.コルトレーン「ジャイアント・ステップス」を必死に練習した思い出が懐かしいですww
↓動画

↑ヤベッ カッコヨス!
深い音を出すのが本当に難しいし、まだまだ修行が足りません・・・でも、楽しいw


今回私が一番紹介したい人、ヤン・ガルバレクがその人です。
北欧・ノルウェー出身のサックス奏者ですが、アフリカやインドなどのエスニックな音楽を取り入れ、
奏法は上記のJ.コルトレーンに影響され、深くてフリーダムに曲を展開する特徴があります。


私は趣味でファンタジー小説やアニメ(ライトノベルは苦手)が好きですが、
彼の音楽は、この世界を作り出していくような神秘的なのでとても気に入っています。
特に、『I took up the Runes』
この日記のタイトルのように、勝手に意訳して『神の啓示』と付けていますが、
私はこの音楽には物語があるように思えます。
以下は、私が勝手に考えた物語なので、影響されたくない読者様はパーッと流して、
下のYouTubeで聞いてくださいませww



昔、神からの啓示を受けんとする祈祷者がいました。
祈祷者は天に問うて答えを求めました。
自分はいったい何者なのか、と・・・。
そこは、大地も風も時の流れもあるけれど、祈祷者以外は何もない世界でした。
自らが何者なのか、誰も答えてくれるはずがないゼロの世界なのです。
――ああ、私は誰なのか、そして何のために存在しているのか・・・・。
祈祷者は、答えのない苦しみにもがき、ハッと天を仰ぎ見ました。
青い空には太陽が煌々と輝いているではないか。
「太陽(神)と大地の繋ぐものとして人間、すなわち汝自身があるのだ」
これこそが神の啓示・・・ついに、祈祷者は自らの存在を見つけることが出来ました。



(出演者)
祈祷者:ソプラノ・サックス
大地:ベース
風:ピアノ、ストリングス
時間の流れ:ドラム・・・


神は見えもしないし聞こえもしないけど、サックスの感情的な演奏で感じられます。
まるで、ヨガ的な考えというのでしょうかねw



エスニックだけれど、ヤン・ガルバレクの完全オリジナルの音楽です。
こんな音楽を生み出す人、そうそういないと思います(´∀`*)
この音楽を大音量で聞き入ると、背中のほうがゾクゾクゾクゾク!!!っとするんです。
耳に優しい程度でもいいので、是非、読者様自身の物語を感じながら聞いてみてください・・・。



そういえば、NY旅行*1でJAZZ話になったオッチャンは元気かなぁw
機会があったら、また深い話がしたいなw

*1:詳しくは[http://d.hatena.ne.jp/MIM-MIM/20110326/p1:title=こちら]